お客さまの声
実際のご利用事例を掲載しています。ぜひご覧ください。
※(公社)鉄道貨物協会会員誌『MONTHLYかもつ』掲載記事。内容は取材当時のもの。
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昭和産業株式会社
鹿島~福岡間社内転送 約1,400kmを鉄道シフト
2025年1月号
昭和産業は、食品メーカーとして穀物の取扱量は日本一(同社調べ)である。顧客のニーズや課題に“おいしい答えを出す”「穀物ソリューション・カンパニー」として、小麦粉・植物油・糖化製品等の製造販売、配合飼料の販売の他、倉庫業など幅広い事業を展開している。
2024年、全国通運の31ftウィングコンテナを使用し鹿島工場から福岡向けの社内転送をトラックから鉄道へシフトした。令和6年度モーダルシフト等推進事業(計画策定経費補助)に採択され、総合効率化計画を策定、実証実験を行った。鹿島工場から神栖駅まではわずか約1㎞。2022年に鹿島臨海鉄道が神栖駅のトップリフターを新調し、31ftコンテナ荷役の取り扱いが可能になったことで実現した。今回のモーダルシフトにより、CO₂排出量は年間27.4t削減予定だ。
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タニコー株式会社
厨房機器を東京レールゲートWESTで積替え輸送
2024年11月号
タニコーは、業務用厨房機器やステンレス容器を製造販売している。製品のアイテム数は300以上、輸送は多品種少量で長距離になる場合もある。これまではほぼトラック輸送だった。
福島県内4工場の製品は小高流通センター(南相馬市)でとりまとめている。トランコムが手配した協力会社のトラックが、東京レールゲートWESTにある鴻池運輸東京レールゲート営業所へタニコーの製品を持ち込む。鴻池運輸が製品を取り卸し、31ftコンテナに積み付け、東京(タ)―福岡(タ)は鉄道輸送される。小高物流センターから東京レールゲートWESTまでは300km弱。トラック輸送・積替え・鉄道コンテナ輸送を組み合わせるこのスキームを、鴻池運輸とトランコムは『トレインクロスドックサービス』と名付け、輸送サービスの一つとして提供している。
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ナガセヴィータ株式会社
トレハロースの長距離輸送
4割を鉄道コンテナで
2024年8月号
2024年4月に林原から社名変更したバイオメーカーのナガセヴィータ。主力製品であるでん粉由来の甘味料『トレハ®』は、菓子類やパンなどさまざまな加工食品に使用されている。岡山機能糖質工場で生産し、岡山・大宮・札幌にある倉庫で保管。そこから全国の菓子原料の問屋や食品メーカーの倉庫等へ出荷する。工場から大宮・札幌の倉庫の在庫補充と、岡山の倉庫からまとまった注文のある顧客向けの輸送に鉄道コンテナを利用している。阪神・淡路大震災で経験した物流麻痺をきっかけに在庫・輸送体制を見直し、顧客に働きかけながら長距離区間をトラックから鉄道へ少しずつシフトした。2024年11月には『トレハ®』の「エコレールマーク商品」認定を取得。2030年に500㎞以上の輸送で鉄道のシェア5割達成を目指している。
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株式会社石野製作所
回転寿司のコンベアを鉄道コンテナで店舗へ
2024年7月号
石川県金沢市に本社を置く石野製作所は、国内シェアNo.1の回転寿司コンベアシステムメーカー。厨房の皿洗い機や寿司の鮮度管理システムなど関連機器のほか、食品工場向けの焼成機、卵などの食品加工機の開発・製造も手掛ける。回転寿司のコンベア機は石川県内4カ所の工場で製造し、新規開店または改装する店舗へ直接配送する。これまではトラックで運んでいたが、鉄道コンテナで九州・中四国・東北エリアの7店舗へ出荷。納品する製品は1店舗あたりおおむね10tトラック4台、鉄道の場合は12ftコンテナ8個になる。製品は機械なので重ねて積めず、コンテナの上半分は空いている状態。メッシュパレットや『フォールド・デッキ』を使い2段積みを試行中だ。センコーの集配トラックが工場と金沢(タ)を往復して集貨する。
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DOWAエコシステム株式会社
秋田~首都圏で日本製紙とラウンド輸送
2024年6月号
DOWAホールディングス傘下のDOWAエコシステムは環境・リサイクル事業を手掛けるほか、グループ全体の物流機能も担っている。2023年3月、グループのリサイクル工場が集中する秋田と首都圏の間で、日本製紙と鉄道によるラウンド輸送を開始した。20ftコンテナ(UV36A)を使用し、往路はDOWAエコシステムの輸入リサイクル原料を東京(タ)から大館駅へ、復路は日本製紙秋田工場の段ボール原紙を秋田貨物駅から越谷(タ)へ鉄道で運ぶ。モーダルシフト推進に向け、北東北に拠点を持つ企業から首都圏に出荷する荷物を積極的に探し、実現した。DOWA通運が所有するUV36Aは、トンネルに合わせた屋根の形状となっており、通常のコンテナより約30㎝背高。高さのある段ボール原紙の積み下ろしに適している。今後の輸送量増を目指して両社でコンテナ増備などを検討中だ。
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三洋商事株式会社
リサイクル事業の拠点間輸送を鉄道にシフト
2024年5月号
金属系の産業廃棄物を中心に収集運搬・処分を手掛ける三洋商事(東京都江戸川区)。全国6カ所にリサイクル施設を置き、回収した廃棄物を人手で鉄や銅、アルミなどに細かく分解・分別して再資源化している。CO₂排出量削減と物流環境の変化に先駆けて輸送モードを増やす目的で、2024年2月に千葉物流センターから奈良リサイクルセンター向けの輸送の一部をトラックから鉄道にシフトした。丸和通運が、KDDIの携帯電話基地局に設置されていた機器類などを12ftコンテナで集貨し、隅田川-京都貨物駅間を鉄道で運ぶ。三洋商事では、コンテナは目的地まで封印され、荷物が途中紛失することなく安全に運べる点、顧客のCO₂排出量削減の取り組みにも貢献できる点を評価し、鉄道利用エリア拡大を検討している。
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ブリヂストン物流株式会社
多様な輸送モードでタイヤを全国各地へ
2024年4月号
各種タイヤを供給するブリヂストングループの物流を担うブリヂストン物流は、国内に16の工場倉庫と11の地区倉庫を構えている。国内の物流はトラックを中心に、鉄道・内航船・中継基地でドライバーがトラック乗り換える中継輸送・2両連結車両のトレーラを活用。本社の輸送コントロール室で国内の幹線輸送を集中管理するため、効率よい輸送手配が可能だ。
鉄道は輸送全体の約4%。900㎞を目安に関東~九州、栃木~岡山・広島、防府~東北の区間で活用する。関東~九州間は自社で8個所有する31ftコンテナが往復。12ftコンテナ1個に180~300本の乗用車用タイヤを積載する。防府・栃木・九州の工場倉庫には鉄道コンテナ専用の出荷バースを設けている。
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パナソニック エナジー株式会社
乾電池の幹線輸送に…
2024年3月号
パナソニックエナジーの国内工場は主に大阪湾周辺にあり、乾電池・一次電池(使い切りタイプ)は守口工場(守口市)と2022年稼働した二色の浜工場(貝塚市)で生産している。この2工場や海外工場で生産したさまざまな電池や取引先から購入したものが集まる大阪センターを『後方拠点』とし、消費地に近い『前線拠点』へ幹線輸送をかけ、そこからエリア配送により量販店やホームセンターなど最終納品先に商品を届ける仕組み。従来、後方拠点から前線拠点へ在庫を送り込む幹線輸送に鉄道コンテナを利用しているが、モーダルシフト率を上げるべく、1日当たりの鉄道コンテナの輸送能力を上げることにした。これまで東日本GLCへは1日に31ftコンテナ最大2個の利用だったが、3個に増やすなど、鉄道利用が可能な日には最大限に活用することにしたのだ。
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全国農業協同組合連合会青森県本部
全農物流株式会社
青森のりんごを全国へ…
2024年2月号
りんご出荷量全国一を誇る青森県。全国農業協同組合連合会青森県本部(JA全農あおもり)はりんごの生産指導や販売促進、全農物流は輸送手段の選定など物流全体の管理を行い、各JAから集荷したりんごを消費地へ出荷している。
青森のりんご生産量は約43万t。そのうち26~27万tが県外へ出荷される。これまではその大半をトラックで輸送していたが、2024年問題や長距離輸送手段確保のため、2022年から鉄道利用を開始。りんご輸送は手積みが基本だったが、JA全農あおもりでは作業者の負担軽減を図るため、りんごの出荷用段ボールサイズに合わせた木製の専用パレットを作製し、荷役時間を短縮した。また、12ft冷蔵コンテナに専用パレット8枚が隙間なく収まるため、振動による段ボール同士の擦れや荷崩れのリスクも少なくなった。
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株式会社レンタルのニッケン
レンタル建機を…
2024年1月号
レンタルのニッケンは、土木・建築用機械などのレンタル事業を展開し、全国に250以上の営業所を置く。2023年8月、熊本の大型建設プロジェクトのために関西・北陸エリアから集めた建機の返送に鉄道を利用。10月までの約2カ月間で高所作業車100台、台車400台のほか、発電機やフォークリフトを12ftコンテナで運んだ。同社のヤードから熊本通運のコンテナ集配トラックが建機を集貨するほか、トラックで直接熊本駅に持ち込んで建機をコンテナに積み替えるパターンを取り入れた。さらに全国通運が元請けとなり、鉄道に加え短距離や大型建機のトラック輸送まで一括で手配する体制を整え、利用事例を増やしている。
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サッポログループ物流株式会社
北海道支店
北海道余市のワイン用ブドウを…
2023年12月号
北海道余市町は日本有数のワイン用ブドウの産地だ。サッポログループ物流北海道支社は、余市の栽培農家から集荷したブドウを、鉄道で岡山ワイナリーと勝沼ワイナリーへ運んでいる。出荷時期は9月下旬から約1カ月間。2024年はコンテナ約40個、160tのブドウを運んだ。12ft冷蔵コンテナに、ブドウ10㎏を入れた専用ケース440個と、庫内温度を約15℃に保つためのドライアイスを積載。同社と利用運送事業者の日本フレイトライナーでは、特注の大判給水シートとプラスチックボードを利用し、輸送中の果汁の漏洩対策に取り組んでいる。サッポロビールが2018年に北海道北斗市で開園したブドウ農園からも、鉄道コンテナを利用した出荷が始まっている。
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ネグロス電工株式会社
2024年問題対策に…
2023年11月号
ネグロス電工はオフィスビルや駅施設などの電気設備関連の資材メーカー。国内8工場で生産する商品を、船橋・滋賀・佐野の商品センターから全国の営業所や工事現場へ届けている。滋賀商品センターでは福岡・熊本の営業所向けに鉄道利用を開始。毎日トラック2~3台にケーブルラックなどの長物とパレットに載せた箱物を混載して出荷しているが、金曜日のみ12ftコンテナ2個を手配。パレット積みをコンテナに集約してトラック1台分を鉄道に置き換えた。濃飛倉庫運輸の集配トラックで京都貨物駅18:22発の貨物列車に載せ、翌日7時前に福岡(タ)、21時過ぎに熊本駅に到着。コンテナが満載になるよう、着営業所には出荷が少ないときは在庫品を多めに発注するなど調整を依頼している。
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大成ユーレック株式会社
プレキャストコンクリート部材…
2023年10月号
大成ユーレックは、PC(プレキャスト鉄筋コンクリート)工法による集合住宅建設を得意とする建設会社だ。自社の川越工場(埼玉県)では住宅部材を、千葉工場では土木部材(トンネル壁面となるセグメント等)を製造しており、メーカーとして他ゼネコンのPC部材も製造する。
2023年6月、川越工場から東海市(愛知県)と呉市(広島県)の社員寮建設現場へのPC部材輸送の一部を鉄道へシフトした。鉄道コンテナは建設現場近くの貨物駅で留置できるので、出荷体制に余裕ができるというメリットもあった。12月には、滋賀県での社員寮建設の現場に向け、階段板に加えて新たにバルコニー板の輸送も12ftコンテナで行う予定。千葉工場で製造する土木部材や無蓋コンテナによる大型コンクリートパネルの輸送も今後検討していく。
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岩塚製菓株式会社
長岡から中四国・九州へ国産米…
2023年9月号
岩塚製菓は「黒豆せんべい」「味しらべ」など、地元新潟を中心に厳選した国産米を使用した米菓を製造・販売している。長岡市内の3工場で製造する商品は、魚沼運輸新産倉庫を経由して全国へ供給される。従来中四国・九州地方向けもトラックで直送していたが、岡山・広島・福岡のDCに商品を一時在庫する体制を整え、鉄道にシフトした。月~土曜の毎日、南長岡駅から福岡(タ)と岡山(タ)にそれぞれ12ftコンテナ最大6個を発送。夏場は4個程度、年末年始の需要のピークには11月頃から連日6個を計画的に送り込んで備える。2022年はGWに運休する列車を活用した “お菓子専用列車”で、新潟に拠点を置く米菓メーカーと共同輸送を実施した。荷役作業の効率化に向け、主力商品の段ボールサイズを変更し、パレット化に取り組んでいる。
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日本ポリケム株式会社
31ftコンテナを神栖-東水島駅…
2023年7月号
日本ポリケム(日本ポリプロ・日本ポリエチレン)鹿島工場では、ペレット状のポリプロピレン・ポリエチレンをフレコンや紙袋入りで出荷し、メーカーの製造工場などへ供給する。鹿島臨海鉄道神栖駅構内の倉庫を貨物鉄道利用の拠点とし、輸送を元受けする日本トランスシティが鹿島工場からトラックで倉庫へ持ち込み、オーダーに応じて12ftコンテナに積み付ける。鹿島臨海倉庫のトラック出入口の反対側は荷役線に面しており、12ftコンテナは横持ちなくコンテナ車に積み込まれる。
2023年2月、神栖―東水島駅間で31ftコンテナのラウンド運用を開始した。12ftコンテナを月間200個程度利用しているが、製品の種類(グレード)が多く、工場間輸送が一定量あるため、そのうちの1便をトラックから鉄道にシフトするのに31ftコンテナがマッチすると考えたという。
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株式会社メディセオ
株式会社メディスケット
医薬品をスーパーURで定温…
2023年6月号
医薬品や医療用機器を扱う卸売企業のメディセオは、2022年4月、グループの物流機能を分社化したメディスケットを設立。BCPや2024年問題への対策として、2021年にメディスケット本社のある埼玉県三郷市のALC(エリアロジスティクスセンター)から、東北ALC(花巻市)の医薬品の移送を鉄道にシフトした。2023年2月より、埼玉ALC-西日本物流センター(兵庫県加東市)間の鉄道輸送を開始。広島・岡山エリアの荷物も西日本物流センターに集約することで、往復輸送を実現した。医薬品はGDP(適正流通基準)に準拠した品質管理が必要なため、高い断熱性能を持つ12ftコンテナ「スーパーUR」を採用している。往復輸送を機に、グループ名をラッピングした「スーパーUR」コンテナ5個を新造した。モーダルシフトにより、東北向けで80%、東西間で70%のCO₂削減を実現している。
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全農物流株式会社
2024年問題対策として…
2023年5月号
JA全農・全農物流とJR貨物は、米を東北・新潟・北陸の産地から西日本の消費地へ列車を貸し切りで運ぶ実証実験を行った。2023年2月19日と3月5日、通常日曜日は運休する第4077~4076列車(八戸貨物―百済(タ)間)を復活運転。八戸貨物・東青森・秋田貨物・新潟(タ)・金沢(タ)で12ftコンテナを順次積載し、1回目は合計97個、2回目は100個を輸送した。日本海側の米どころを回るルートだ。発側の各駅には古川ORS・水沢駅・富山貨物駅はじめ近隣の貨物駅からも12ftコンテナで送り込み、着側の百済(タ)からは関西・中国・東海・九州地区の駅へと鉄道輸送された。
国内で生産される主食用米の3割が、産地の農協や全農県本部を通して集められ、JA全農を介して流通するという。主食用の他、酒造用や米菓用、包装もち用など、米は古くから鉄道で運ばれている。
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株式会社LIXIL
ユニットバス部分と養生材で..
2023年4月号
LIXILの浴室・トイレ・キッチンなど水まわりを扱うウォーターテクノロジー事業のうち、浴槽は札幌・筑波・上野緑(三重県)・佐賀の4工場で製造している。基幹工場である筑波工場から組み立て工場の佐賀工場へ、定期的に浴槽やパネルなどの部材や中間仕掛品を供給している。LIXILは2021年6月、筑波工場から佐賀工場へ、12ftコンテナによる鉄道利用を土浦―鍋島駅間で開始した。空パレットや空の通函を返送する一部往復利用だ。鉄道シフトの条件は「製造部門がコントロールしやすい製造物流」「長距離輸送」「リードタイムに余裕がある」「荷量がまとまる」。上野緑工場から佐賀工場への輸送もスタートしている(京都貨物-鍋島駅間)。鉄道利用の元請け日本フレートライナーが、輸送枠・コンテナ集配を手配し、天候による遅延の可能性も前広に案内する。