LNG輸送

LNG(液化天然ガス)は、他の化石燃料に比べてクリーンエネルギーとして注目されており、これを導入するガス事業者が増えています。大都市圏を中心にガス需要の90%以上はすでにLNGになっており、そのほとんどはパイプラインで輸送されています。一方、供給拠点から地方都市への輸送はタンクローリーが主体となっています。しかし、安全面・コストの点から鉄道輸送が広がっており、地域のライフラインを支える重要な役割をJR貨物が担っています。

・LNGはメタンを主成分とする天然ガスを-162℃で液化したものです。供給先の貯蔵タンクまで液体のまま輸送され、そこでガス化して各家庭などへ供給されます。
・鉄道輸送には、魔法瓶状のタンク体を鉄骨フレームで補強し、鉄道輸送用の強度を持たせたコンテナを利用しています。

LNG(液化天然ガス)輸送の拡大 ~進むエネルギー転換~