貨物鉄道輸送を支えるシステム
JR貨物では、鉄道コンテナ輸送の総合的な管理システムである「IT-FRENS&TRACEシステム」と、GPSを利用して列車の走行位置を特定し、それをもとに運転士に情報提供を行い、運転操縦をサポートする「PRANETSシステム」により、コンテナや列車の位置情報を把握し、お客様にはホームページなどで輸送状況を提供しています。
鉄道コンテナ輸送を確実に、スピーディに管理する~IT-FRENS&TRACEシステム~
IT-FRENS&TRACEシステムとは、インターネットを利用した鉄道コンテナ輸送の総合管理システムです。輸送予約と申込内容をチェックし、空席に応じて列車予約を自動調整する輸送力調整機能と列車組成、積載状態等の情報を共有する列車輸送管理機能を持った「IT-FRENSシステム」、フォークリフトにIT機器を搭載し、GPSやRFIDタグの技術を利用して、貨物駅構内でのコンテナ位置管理とフォークリフトオペレーターの作業管理を行う「TRACEシステム」、集貨・配達トラックの作業・運行管理を支援する「ドライバーシステム」の主に3つのシステムから構成されています。これらのシステムにより、お客さまからお預かりした荷物の効率的な輸送、正確な状況把握を実現しています。
FRENS=FREight information Network System
TRACE=Track and RAilway Combinative Efficient-system
安定した貨物列車の運行のために ~PRANETSシステムの導入~
On Board On Demand On Time
GPSを利用して列車の走行位置を特定し、それをもとに運転士に情報提供を行い、運転操縦をサポートする「PRANETS」システムを導入しています。
さらなる安全・安定輸送を確立するとともに、列車位置情報把握機能により列車遅延時などの迅速な対応が可能となります。
■ 列車位置情報把握機能
運転士のサポートに用いられる列車位置の情報を共有化し、2分毎に情報が更新されるため、安定輸送を実現しています。
■ ご利用の貨物列車の遅延情報をお届けします
自然災害等により運転中の貨物列車に遅延が発生した場合には、遅れが生じた貨物列車の遅延情報をお客様にご連絡いたします。また、ホームページからもご確認いただけます。
鉄道コンテナ輸送をご利用のお客様へは、PC・携帯電話等へのメール配信サービスを行っております。詳しくはご担当の営業支店へお問い合わせください。
■ 運転支援機能
列車位置の把握により、運転士に対する画像や音声によるサポートが可能となります。
それにより、ヒューマンエラー発生リスクを低減し、安全輸送を実現しています。