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社長メッセージPRESIDENT MESSAGE

代表取締役社長兼社長執行役員 真貝康一

強みを活かした発展の可能性と、
若い人の特権が生きるフィールドが
ここにある。

代表取締役社長兼社長執行役員真貝康一

明治以降140年余にわたって積み上げてきた集積。

鉄道貨物輸送は、明治以降140年余にわたって、国を挙げ、先輩諸氏が積み上げてきたインフラ資産、ノウハウの集積です。今では、同じものを2度と作り上げることはできない、社会や経済にとって必要不可欠なものになっています。私たちJR貨物は、時代がさまざまに変化していく今、未来に向け、そのインフラやノウハウを活かし、鉄道輸送を基軸とした総合物流企業を目指しています。 物流企業としての私たちの特徴は、全国に鉄道網を展開し、1,500ヘクタールという広大な土地を持ち、1万人を超えるグループ社員がいて、そのネットワークが全国に広がっていることです。鉄道のネットワーク、不動産のネットワーク、人のネットワーク、情報のネットワークと、そのすべてが全国に展開されている会社は、日本においては唯一無二な存在。これが、私たちの大きな強みになっています。

鉄道へのモーダルシフトは着実に進展している。

鉄道は環境に極めてやさしい輸送手段です。エネルギー効率がいい。環境面での負荷が軽い。だからこそ、世界の多くの国で、鉄道は物流で大きなウエイトを占めています。ところが、日本ではまだまだその割合が少ない。そこで、社会からの大きな期待が寄せられる中、私たちが推し進めてきたのが、お客様の輸送手段の転換、鉄道へのモーダルシフトでした。 もちろん、鉄道だけですべての物流をまかなうことはできません。トラックと組み合わせたり、船舶と組み合わせたり、といった複合的な輸送スキームの構築が欠かせません。それは過去の先輩諸氏が生み出した偉大な知恵ですが、こうした利用運送事業者・物流事業者との連携ネットワークも、全国津々浦々に広がっているのが、私たちなのです。その強みを活かしながら、物流を進化させ、社会や経済を支える役割を、これまで以上に果たしていかなければいけない。同時にそれは、私たちのこれからの大きな発展可能性にもつながってくるのです。 物流業界においては、環境負荷の軽減のみならず、労働力不足への対応、物流のさらなる効率化、安定化、強靱化が求められています。大量性、定時性、環境性といった鉄道特性は、これまで以上に重要になるでしょう。

意志をもって「変える」。そんな風土が全社に根づき始めた。

鉄道が果たすべき役割への期待が大きくなっていく中、私たちはこれまで、経営改革、構造改革に取り組んできました。私たちは、鉄道事業・不動産事業を2本柱として、過去の慣例や当たり前を捨てることで、事業の内容や判断基準を徹底してリストラクチャリングしてきました。 その背景にあるのが、「変える」という強い意志。その思いは全社レベルに浸透し、具体的な取り組みとしてカタチになり始めています。その中心的役割を果たしているのが、「業務創造推進プロジェクト」と「C&C(Challenge&Change)活動」。全国の社員がテーマごとに集まり、議論し、フラットな思考で新たなビジネスや仕組みを創発するプロジェクトや、身近にある課題をボトムアップ形式で解決していく活動が現場・支社・本社の垣根を越えて行われています。

営業力の強化やAI/ビッグデータを活用した予測技術。

総合物流企業グループへの進化に向け、戦略はすでにスタートしています。例えば、営業力の強化。利用運送事業者との連携をより深いものにし、共同での営業活動が増えてきています。また、これまで鉄道貨物をまったく利用してこなかったお客様を直接訪問するという動きも加速しています。会社がこれまで以上にお客様重視、営業重視の姿勢になってきています。 また、新仙台貨物ターミナルの開業をターゲットに、先端テクノロジーを積極的に導入し、自動化された新しい貨物ターミナルの姿を検討しています。AIやビッグデータの予測技術を駆使し、近年多発している異常気象が予想される場合の運行状況予測や、貨物の需要予測に活用することを検討しています。この予測技術を利用して、鉄道貨物輸送の大きな課題のひとつである空コンテナの操配についても、システムによる自動化でコストを意識した無駄のない操配を行うことを考えています。 車両に取り付けたセンサーによって、温度や振動などのデータを常に収集・監視し、故障予兆を把握することによって、故障の未然防止、検査周期の延伸や適切な部品交換を目指す「機関車、貨車のIoT化」も開始しました。営業や事務においても、モバイル端末、スマートフォンの全社導入により、一気に仕事のデジタル化を加速させています。約2年かけて全社員に端末を配布し、情報のリアルタイムな共有化、コミュニケーションの多様化、ペーパーレス化をはかります。

「挑戦、そして変革」。その主役となっていく。

経済の発展と豊かな生活を支えている物流業界への注目はますます大きくなってきています。内外に広くネットワークを持つ会社だからこそ、これからの社会の発展のために物流全体をどうしていくか、といった大きな視点を私たちは持っていかなければいけないと考えています。 事業への信頼基盤である安全を最優先しながら、「お客様」と「現場」を2本の軸として、「お客様」の求めるサービス・商品に「現場」がしっかり対応していける状況をグループ全体で作り上げていきたい。 これからできることは、本当にたくさんあります。テクノロジー、新サービス開発、グローバル化など、チャンスがたくさん潜んでいる。チャンスを未来に向け形にして、広げていくことができるのが、JR貨物です。 そして、こうした発展のために必要になるのは、自由で柔軟な発想です。新しいことを柔軟に考えること、それを行動に結びつけていくこと。そして自分が持っている強みをそこに発揮できるのは、若い人の特権でもあります。そういった若い世代に挑戦する場を作り、次世代を担う人材を育成し、公正に評価していく新人事制度の導入も行いました。新たなブランドメッセージ「Challenge & Change 挑戦、そして変革」のもと、時代の先を読みながら事業を発展させていくためには、その基盤を担っていく人材が肝になります。JR貨物の挑戦や変革の主役となるこれからの世代には、いろんな経験やバックグラウンドを持った多様性のある人を求めたい。そうした素養が大きく活きるフィールドが、私たちの中にはあります。