日々発生する問題を的確に解消する、最後の砦。

松永 友那Tomona Matsunaga

社会学部 社会政策学科卒

鉄道ロジスティクス本部 営業部 
営業サポートセンター

PROFILE2014年入社。社会発展の支えになる仕事がしたいとJR貨物へ。入社後、約2年間営業フロント業務を務めた後、現職。営業サポートセンターにて、様々な部署と連携しながら、安全・正確な貨物輸送実現に貢献している。

広く社会に貢献できる仕事が、ここにはある。

日本中、この社会全体の発展に寄与できる仕事がここにはある。就職活動をしていた私は、JR貨物にそんな魅力を感じました。地域社会学を専攻していた学生時代、いつの時代もモノの流れが社会発展を支え、国内成長のためには地域活動の活性化が不可欠だと学んできました。JR貨物は全国ネットワークを持つ国内唯一の貨物鉄道事業者。多くの人の生活を支えている会社であることは間違いありませんでしたし、鉄道は当時から問題になっていたトラックドライバー不足・労働力不足の解消にも貢献できる輸送モード。さらには環境にも優しく、次世代のための持続可能な暮らしを後押しできる。私が描いていた「大勢の人の生活を向上させたい」という想いは、JR貨物なら叶えられる。そう思いました。現在私が所属しているのは、営業サポートセンターという部署。ここには鉄道貨物輸送に関わる様々な問い合わせが集まってきます。列車の輸送枠調整やお客様への運行情報の提供、社内外各所からのシステム問合せ対応等です。例えば、輸送枠調整とは「申込みをしたい列車が満席で取れない」とお客様から連絡を受け、既に申し込まれている荷物の内容を確認後、日程や輸送ルートを変更し、お急ぎの荷物を運べるよう輸送枠を確保するという業務です。問い合わせの中には緊急を要するものが多々あり、もしも間違った案内をすると、運行に支障をきたしてしまいますし、重大な事故にもつながりかねません。そのような責任の重さを念頭に置きながら、急ぐけれど正確に丁寧に、日々の業務に取り組んでいます。

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日本中の仲間たちと毎日の生活を支える誇り。

ここは、貨物列車運行の“最後の砦”だとも私は思っています。職場には日々、駅業務に携わる全国の仲間たちや協力会社さんなどからお問合せをいただきます。「急ぎで届けたい荷物があるのですが、調整できますか?」、「システム(*)の操作方法がうまくいかない」など問合せの内容は多岐にわたります。私も、この部署に来るまでは、駅の営業フロント担当でしたので、何度も営業サポートセンターに問合せをした経験があります。電話をかけるのはいつも、現場では解決できない問題にぶつかり困り果てたときでしたが、どんな問題にも的確な回答を素早くもらえました。「自分にはどうにもならないことも、なんとかしてくれる場所」が営業サポートセンターだったんです。そして今この仕事に就き、サポートをする立場に。「助かったよ、またよろしくね!」という言葉をいただくと、頼られる喜びを感じますし、もっと私にできることを広げたいという気持ちにもなります。
貨物列車が運んでいく荷物には、私たちの日常に欠かせないものばかりが積まれています。震災のときには様々な企業と協力しながら救援物資なども運びました。この仕事を通じて日本中の人々の生活を支える輸送に貢献できていることに、私はこのうえない誇りを感じています。

(*)IT-FRENS&TRACEシステム:鉄道コンテナ輸送の総合管理システム。列車輸送枠の管理や全コンテナの位置情報管理などを行う。

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