TRAINING & WELFARE
育成制度

JR貨物の人材育成の考え方

私たちは社員一人ひとりの成長を何より大切にしています。「JR貨物グループ 中期経営計画2023」では、「JR貨物グループが一丸となって、社員の働きがい向上と能力開発を推進し、確実な技術継承と人材の活用」を重点戦略として置いております。社員一人ひとりの希望を考慮し、挑戦の機会を提供していきます。

JR貨物が重視する育成のポイント

  • 経営基盤強化の一環として、会社の持続的な発展に貢献し得る人材の育成
  • 管理者・若手社員の育成強化、確実な技術継承を主眼とした人材育成
  • 「新しい人事制度」による昇格・昇級要件研修の確実な実施とOJT教育の推進
  • 「社員一人ひとりの成長」と社員の満足度向上を目指した自己啓発支援の充実(通信教育及びeラーニングの受講促進)
  • C&C活動の推進に向けた取り組み

JR貨物の「目指すべき社員像」

  • 1安全を最優先にする社員
  • 2お客様の身になって行動する社員
  • 3仕事の流れと自分の役割を理解し、社内のお客様と協調して成果を生み出す社員
  • 4豊富な知識と優れた技能を自ら学び、実践する社員
  • 5現状に満足せず、創意工夫を提言し、実現に向けてチャレンジする社員
  • 6収入・コストを考え、利益を最大化することを通じて、会社と社会に貢献する社員

JR貨物の教育・研修内容

共通

  • 昇格・昇級要件研修中期経営計画と「教育・人材育成」の関わりや、社員教育の核となる「教育規程」と「教育計画」をレクチャーします。将来を見据え、「どう成長していくか」を描くことで、成長のスピードも加速します。
  • OJT座学だけでなく、実際の現場で必要な力や実務で求められる姿勢などを、周りの社員から常に学ぶ機会があります。各分野のエキスパートと共に働く中で、貴重な経験や知識を身につけることができます。
  • 通信教育及びeラーニングの受講促進インターネットなど時間や場所などの制約もない環境で、自分のペースで学ぶ機会を創出することが可能です。限られた時間の中で、効率的に知識の取得を行うことができます。
  • C&C活動の推進「C&C活動 ~Challenge& Change~」(略称:「C&C活動)」)として推進しています。変化が激しい外部環境に対応し、現場にある様々なアイデアを実現することに挑戦し、事業を変革した事例を共有します。
  • 職務別研修JR貨物には多種多様な職務があり、それぞれの専門性を高め、磨く機会が豊富に用意されています。職務を実行するために必要な研修を自分自身で選択し、受講していきます。

JR貨物の具体的な研修内容

昇格・昇級

  • 研修全般(ビギナー研修・リーダー研修・OJT研修
    ・インストラクター研修・マネジメント研修)
    それぞれの等級から、昇格・昇級する際に行う研修です。
  • 新入社員研修各部署の仕事内容、マナー研修などJR貨物としての基礎知識を習得します。
  • 内定者研修先輩社員との交流、社会人としてのマインドセット、入社までの不安、悩みの解消を目的として実施します。
  • 入社年次別フォロー研修年次別で職務における自覚・能力を再確認する為の研修です。
  • 通信教育・eラーニング自己啓発支援として、通信教育とeラーニングを用意しています。

駅業務

  • フロント研修運転関係の管理者を対象にIT-FRENS等の取扱い及び知識の習得や
    輸送ルートが寸断された等の異常時の対応能力の向上を目指します。
  • 入換技能研修入換業務の運転従事員に関する基礎知識を習得します。
  • 駅管理者連動図表研修主に駅管理者を対象に、連動装置及び連動図表に関する教育を行います。
  • 積付検査基礎研修積付検査を始めて行う社員のための基礎を教えます。

運転士養成

  • 運転士養成学科講習動力車操縦者運転免許を取得させるため知識・技能を習得できます。
  • 運転士養成講座前研修運転士養成講座に入所する前に行う研修です。
  • 運転士フォロー研修運転士が業務を確実に遂行するために規程・構造・事故事例・シミュレータ等を活用し、必要な知識及び技能の維持向上を図ることを目的としています。
  • 新任運転士研修新任運転士への異常時に対する知識及び技能の向上を目指します。

車両業務

  • 新規採用社員前期研修、後期研修JR貨物の事業の特徴および検修業務の役割を理解する。また、入社してからの自分を振り返り、車両検修の役割を再認識します。
  • 電子回路技術講座(基礎)新形式車両に多用されている電子機器に関する基礎知識を習得します。
  • 電子回路技術講座(応用)「電子回路技術講座(基礎)」で習得した電子回路技術の基礎的な知識の理解をさらに深めます。
  • 非破壊検査担当者研修超音波探傷の、基礎的な知識および技能を習得します。
  • 輪軸研修車輪および車軸の構造、輪軸に関する規程、不具合事例、各探傷検査の概要について理解します。
  • 特大・甲種担当者研修特大・甲種車両の輸送に係る技術・検査の知識を習得します。

保全業務

  • ステップアップ研修基礎技術の深度化を行います。
  • 新入社員研修フォロー研修基礎技術及び安全知識を習得します。
  • 前期・後期保全新入社員研修基礎技術及び安全知識を習得します。
  • 建築技術研修基礎理論を習得します。
  • 土木技術研修土木に関する専門技術を習得します。
  • 保線技術研修技術の深度化を習得します。
  • 施設工事設計研修、電気工事設計研修工事業務全般の知識を習得します。
  • 電気技術研修技術の深度化を行います。
  • 施設設備実技研修施設設備に関する技能を習得します。
  • 電気設備実技研修電気設備に関する技能を習得します。
  • 電気工事士資格支援講座資格支援講座です。
  • 新入社員のための鉄道技術概論鉄道技術のABCを理解します。
  • 橋りょう・高架橋の維持管理構造物の健全度判定を行う手法を習得します。
  • 基礎から学ぶ軌道管理軌道管理の全体的な流れを理解します。
  • 電車線とパンタグラフ構造および材料選定に関する理論を習得します。
  • 鉄道の気象災害適切な対策実施に関する技術を習得します。
  • 信号通信技術概論安全性技術の概要を理解します。
  • 技術研修電車線路の保守に関する技術、信号設備及び電気回路等、業務に必要な研修があります。
  • 電車線技術研修電車線に関する技能を習得します。

非現業(オフィス系)

  • コンプライアンス研修コンプライアンスの重要性と関係する知識・法令等について学習します。
  • 個人・機密情報取扱研修企業における情報管理の重要性と関係する知識・法令等について学習します。
  • 課題解決研修実務の先頭に立つ立場として、職場で発生する諸課題の解決手法について学びます。
  • フォローアップ研修これまでの経験や学びを認識し、今後の成長の方向性を確認します。
  • ダイバーシティセミナー今年度は女性社員を対象とした研修を実施予定です。

開発部

  • 開発担当者研修(実務者編)開発案件企画能力の向上を目指します。
  • 開発担当者研修(初級編)不動産賃貸実務の基礎知識を習得します。