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会長メッセージCHAIRMAN MESSAGE

代表取締役会長兼会長執行役員 石田忠正

世界的視野と、
若き才能が生かされる
土壌がここにはある。

代表取締役会長兼会長執行役員石田忠正

鉄道開通145周年、JR貨物設立30周年という節目に最高記録。

日本初の鉄道が汽笛をあげてから145年、国鉄からJRへと変わってちょうど30周年となる2017年。その節目に、私たちは一つの大きな目標を成し遂げました。長年の悲願であった鉄道事業の黒字化です。これはひとえに全社員の情熱が融合した結果だと言えます。それを表すものとして積載率があります。積載率とは、日本中を走るすべての列車にどれだけの割合で貨物が積まれているかという数字ですが、近年は毎年記録を更新し続け2016年度には80%を超え、それ以降もさらに高い数字が予測されています。
これは、経営層がどれだけ声をあげたところでできることではありません。また運転士の努力だけでも、荷役や保守作業の創意工夫だけでも、営業の力だけでも不可能。本社中枢を含む全部門・全社員が知恵を振り絞り、それぞれの力が融合しなければ成し遂げられないことでした。一部の人間が牽引するのではなく、全員が知恵を出し合い、互いの力を融合させる。それが、今のJR貨物の成長を生み出しているのです。そうして経常利益も純利益も、国鉄時代を含めて過去最高を更新。連結経常利益100億円を恒常的に生み出せる企業へと私たちは生まれ変わりました。ただし間違っていけないのは、これは終着駅ではく通過駅に過ぎないということ。ここから私たちはさらに速度をあげて、進化と成長を遂げていきます。

大きなうねりの外部環境。

私たちを取り巻く環境は今、どうなっているか。モーダルシフトの潮流は年々勢いを増し、鉄道貨物への期待は膨らむばかりです。鉄道貨物輸送のCO2排出量はトラックの1/10、船の1/2。一人の運転士が10tトラック65台分もの貨物を輸送できます。環境対策やトラックドライバー不足という社会課題の解消に、鉄道貨物は大きな力を果たせます。また、毎日約500本の列車が地球5周年分の距離を走って、平均94%にも及ぶ定時運行率は世界的にもトップレベルです。メーカーなどの生産計画の着実な遂行、販売現場の販売機会最大化に大きく寄与できます。“失われた20年”を乗り越え日本経済が再び駆け上がっていくためのエンジンに、鉄道貨物はなれるのです。

内部から始まった自己改革。

ただし、世の中に吹く追い風に身を委ねるだけではいけない。私たちの今の状況は、サーフィンに例えられます。どれだけ大きな波が来ようと、何もせずただ海面を漂っているだけでは波は行ってしまいます。全身を使って一生懸命に漕ぎ加速し、磨いてきた技術でサーフボードをコントロールしてはじめて大きな波をとらえることができる。どんな時代であろうと、成長する企業は絶えず自分自身を変化させています。JR貨物もここ数年の経営改革・組織改革によって、変化を恐れず新しい扉をこじ開け続けようとする意識が会社全体に浸透しました。そしてもうすでに、新しい動きが起き大きなうねりへと変わろうとしている事実もあります。

目の前に見えてきた、JR貨物の新たな姿。

たとえば、海外マーケットへの進出。タイ、インドなど成長著しい国々での鉄道貨物輸送網の整備・発展事業にいよいよ踏み出しました。その他多くの国々からも、本当に人手が足りないほどのオファーをいただいています。JR貨物のトップレベルの安全性・確実性・効率性は、世界中を探しても見つからない大きな価値。その運行ノウハウ、技術、システムがあるからこそ私たちの国際競争力は非常に高く、熱い視線を送られているのです。世界には、物流の未整備が経済発展の足かせになっている国が多くあります。そうした国々の経済発展の原動力に、私たちはなっていきます。
そして、新規事業・関連事業。私たちは単なる貨物鉄道事業者からの脱皮を果たします。そのフラッグシップとなるのが、マルチテナント型物流施設『レールゲート』。第一号は都心に近い東京貨物ターミナル。10万㎡に迫る敷地に建てられる国内最大級の総合物流施設です。港に隣接することで、陸海空をつなぐ物流の要としての機能を発揮し、またモノを保管するだけではなく、グループ企業の力も生かし流通加工など付加価値の高いサービスも構築していきます。今後、全国の主要都市にこの大型物流施設を開設し、ネットワークを構築していく計画です。
私たちが“日本で唯一の全国ネットワークを持つ鉄道事業者”であることは、揺るぎない強み。これをさらに生かし、貨物鉄道事業を核とした総合物流企業へと進化していきます。

未来に目を向け、新しい発想で次のJR貨物をつくっていこう。

一方で、取り組むべき課題もあります。国内に目を向けてみましょう。日本の貨物輸送はその9割以上をトラックに依存しているという現状があります。対して鉄道貨物のシェアは一桁代。欧米では、鉄道が30%にも及んでいるという事実と比べても、まだまだ私たちはこの社会に貢献しきれていないと言えます。ただ裏を返せば、私たちには無尽蔵なマーケットが広がっているということです。組織改革・意識改革を経て、前例にとらわれないチャレンジングな仕事に拍手が贈られる土壌にもなりました。着実なダイバーシティ推進で、多様な人材が活躍できる環境も整備しています。
その上さらに、これまでの仕事の仕方やものの考え方を抜本的に見直す全社運動〝業務創造推進プロジェクト″に取り組んでいます。IoTやAI、ビッグデータなど新しい潮流をフルにつかんで、ハード・ソフトとも全く新しいJR貨物グループを構築します。
若き力と才能、そして情熱が、すぐにでも発揮されるのが今のJR貨物。国際感覚を持つ人にもぜひ仲間になっていただきたい。国内外の膨らむニーズに対して、人材を拡充しきれていないのが当社の実情ですから。若いうちから国内外の第一線に立ち、スケールの大きさを感じながら仕事のできるフィールドがある。JR貨物は、実はそんな企業なのです。
出発進行の準備は整っています。JR貨物という会社が持つ可能性、そしてこれを読むあなた自身が持つ可能性を、思う存分に開花させていきましょう。私たちは大いなる可能性を秘めたあなたを待っています。

社長メッセージPRESIDENT MESSAGE

代表取締役社長兼社長執行役員 田村修二

勇気ある社員の行動一つ一つが、
JR貨物の未来、そして
世界の未来をつくっていく。

代表取締役社長兼社長執行役員田村修二

全員でつくりあげた、会社の未来像に向かって。

2017年、JR貨物は『中期経営計画2021』を発表しました。その計画で私たちは、「経常利益100億円以上を恒常的に生み出し、株式上場を果たせる企業になる」という目標に向かって様々な戦略を打ち出しています。ただ私が最も重要なことだったと感じるのは、計画に記載された戦略一つ一つの素晴らしさではなく、トップが示した大きな方針の下、社内のいくつもの部門の人間が集まって、濃密な議論を交わしながら築き上げたということです。トップダウンではなく、各現場を知る者たちが集い、皆でこの会社が進むべきルートを編み出したのです。この事実こそ、今のJR貨物を表す象徴的なことであると同時に、未来への推進力を強固なものにしたと私は考えています。全社員が自分の描く将来像に思いを馳せながら、自ら問題点を見つけ自ら行動を起こす。自分の意志が仕事の原点になるのですから、仕事と向き合うモチベーションや覚悟も圧倒的なものに変わります。全員が発案者であり牽引者。そんな会社にJR貨物は生まれ変わりつつあるのです。

貨物鉄道事業者から、総合物流企業へ。

私たちは、世界最高峰の鉄道貨物の技術・知見や全国ネットワーク、用地など、JR貨物グループが持つアセットを活かし、社会発展の源となる新たな価値創造に挑み続けていきます。
社会問題化している労働人口不足が深刻化していく現代、鉄道貨物にはあらゆる産業から期待が寄せられています。しかし、私たちはそれにあぐらをかくつもりは微塵もありません。第4次産業革命と呼ばれる、AIやIoTによる技術革新と社会変革をとらえ、テクノロジーの進化も吸収しながら、自身を進化させ、鉄道貨物輸送をさらに優れた輸送モードへと発展させていきます。
『レールゲート』ブランドのマルチテナント型物流施設の建設も各地で推進していく計画です。『レールゲート』は、運ぶだけではない多様な価値を創造できる基地になるだけでなく、全国で誕生する『レールゲート』がレールというネットワークでつながれることで、生み出される価値はかけ算式に拡大していくでしょう。また、1500ヘクタールという東京都渋谷区に匹敵する広さの土地も私たちは有しています。この資産の、貨物駅や物流施設だけにとどまらない新しい活用方法も編み出していきたい。鉄道会社というイメージとはかけ離れた新規事業が生まれる可能性も十分に考えられます。

世界中に、日本品質の物流網を築く。

私たちのフィールドは、海をも飛び越えています。たとえば工業国家として成長しているタイでは、工業の発展に物流の発展が追いついていないという現状があります。そこで私たちは、現地での貨物列車の実走試験を経て、いよいよ本格的な事業化へと突き進む段階に入りました。インドでは、千数百kmにも及ぶ距離の貨物専用路線を敷くという計画が政府により進められています。その壮大な事業にも、技術協力や人材育成といった切り口から参加しています。
他にも、ミャンマー、フィリピン、ブラジルなど、様々な国から相談をいただきます。これからますます多くの社員がグローバルという舞台で活躍していくはずです。当然、海外ならではの、思いもよらないトラブルも現場にはつきまとうでしょう。しかし、ほぼ何もない状態から日本レベルの高品質な鉄道貨物輸送を築き上げ、その国の発展に寄与するというのは、他では味わえないとても大きな使命感とやりがいと感じられる仕事であるはずです。

多様な人材の力を開花。創造的な仕事を拡大するための『業務創造推進PRJ』。

このようにJR貨物は国内外で新たなイノベーションを生み出しはじめています。その大きなエンジンとなっているものを一つ紹介します。2016年に立ち上げた全社運動、『業務創造推進プロジェクト』です。目的は、既存業務にかける時間の30%を効率化し、それを新規事業・技術革新・改善業務・ゆとりある会社づくりに充当できないか、というもの。つまり、人間は人間にしかできない創造的な仕事にもっと時間を割いていくという未来に向けたプロジェクトです。
プロジェクトメンバーにはあえて部長クラス以上の人間を加えず、若い社員たちが中心となってアクションを起こせるようにしました。従来の常識に縛られず、過去の成功にも影響されず、まったく新しい発想で今を見つめ直し、今までにはないトライを重ねていくためです。すでに数多くの成果も生まれていますし、今後も良いアイデアがあれば次々に実行していくつもりです。

勇気を持ってレールからはみ出し、大いなる一歩を踏み出して欲しい。

鉄道は、安全第一。その思想は私たちにとってすべての基礎であり、これまでもこれからも変わらずに守り抜いていくべきことです。ただ、そこだけに固執して新たな挑戦にしり込みしてしまってはいけない。既存の仕組みや既成概念を勇敢に壊し、さらなる安全の追求はもちろんのこと、今のJR貨物にはないビジネスや仕事を創造していかなければなりませんし、その意欲がある人材を私たちは求めています。
過去から続く“型”にはまって安定的に動かしてさえいればいいという時代は、とうに過ぎました。また、経営陣など一部の人間が行う改革だけでは企業が成長していくに足る力を生み出せません。働く一人ひとりが、革新の芽を見つけ出すところから着手し、それを牽引し、数々の変革を起こしていく。そうすることでこそ、会社も人も成長していくのです。失敗を恐れることはありませんし、新しいチャレンジに躊躇など必要ありません。実際の鉄道には外れてはならない“レール”がありますが、今の私たちが求めるのは決められたレールから外れ、勇気あるチャレンジを重ねられる人材です。誰も通ったことのないルートを切り拓き、新しい強固なレールを敷いていく―新しく入社する一人ひとりに、そんなことを強く期待しています。