駅業務を知り尽くして、将来は海外へ。

藤原 翠Midori Fujiwara

国際学部 国際学科卒

関西支社 運輸車両部 企画・駅業務グループ

PROFILE2020年入社。「世の中の当たり前を支える仕事がしたい」という想いを抱き、なかでも自分が馴染みのあるASEANへインフラとなる鉄道を輸出し、人々に貢献したいというビジョンを描いてJR貨物に入社。岡山貨物ターミナル駅で営業フロント業務を1年間経験し、現在は営業フロントの教育研修を担当。

鉄道のインフラを世界へ。
そんな想いを抱いて入社。

大学では国際学を専攻し、主にASEAN諸国の政治情勢について研究していました。実は幼い頃にシンガポールで暮らした経験があり、個人的にASEANに親近感を抱いていたこともあって、将来はこの地域に何か貢献できる仕事がしたいという想いがありました。就職活動を進める中で、日本からASEANにインフラを輸出する事例に触れ、鉄道を輸出することでその国の人々の暮らしを変えていくことに大いに魅力を感じて「ぜひ携わってみたい」と思ったのです。そして、JR貨物が自社の持つ技術やノウハウを活かし海外の貨物輸送を支援しており、女性総合職(プランナー職)も積極的に採用している事を知り、志望しました。
入社後は、まず貨物鉄道の現場に携わるところからスタートしました。最初の配属は、岡山県にある貨物駅での営業フロント業務でした。営業フロントというのは、鉄道コンテナ輸送を最前線で管理するポジション。現在、鉄道利用運送事業者様が当社の貨物列車を利用される場合、インターネット経由で輸送枠を予約できるシステムが構築されており、その情報をもとにコンテナが正しく列車に積載されているかを確認するなど、輸送を確実に実行していく役割を担いました。この営業フロントを1年程経験した後、2年目から運輸車両部の企画・駅業務グループに異動。私はそれまでの経験をもとに、今度は営業フロント担当者を教育する立場に就くことになりました。

  • name_画像01
  • name_画像02

若手の提案も受け入れられ、
チャレンジできる環境。

いまの私の大きなミッションは、営業フロントに新たに配属された新人や、他部署から異動してきたスタッフ社員に対して、この業務を遂行するための知識やスキルを習得してもらう教育研修を企画実施することです。私は大学時代、中学・高等学校の英語の教員免許も取得しており、以前から教育には関心がありました。現場で経験した自分のエピソードを交えるなど、さまざまな工夫をしながら研修を実施しています。私の教育を通して、高校を卒業したばかりの若い社員たちに責任感が芽生え、現場で成長して活躍している姿を見ると、とても嬉しく感じます。
また、現場で発生するミスを減らすための教育施策などを考えて実行することも、私の重要な役割です。営業フロント業務は、それぞれの貨物駅によって作業内容も異なるため駅長を巻き込んで作業の標準化を進め、根本的なレベルから業務の質を向上させようと提案しています。JR貨物はお堅い組織だという印象があるかもしれませんが、最近は若手の意見を積極的に受け入れて、チャレンジさせてくれる風土に変わっています。こうした機会を、どんどん自分の成長に繋げていきたい。そして今後は営業フロントだけではなく、駅業務を広く経験していきたいと考えています。駅業務に関することを深く理解し、それを自分の武器にして、ゆくゆくは当初の目標だった海外での鉄道事業にぜひ関わってみたい。こうして多彩なキャリアを用意されているのが、JR貨物の総合職(プランナー職)の醍醐味。女性が活躍できる環境も増えつつあるので、大きな舞台で活躍してみたいという志ある方がいらっしゃれば、ぜひ仲間に加わって欲しいですね。

name_画像02