関西支社

所在地(住所) : 〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田2-4-24
社員数(2019.4.1現在) : 1,294人
貨物駅 : 53駅 
主な荷物:紙製品、積合せ貨物、食料工業品など

関西支社

支社ならではの魅力

北は新潟県、
西は山口県までをカバー!

管轄エリアは、全国6支社の中でも最大です。そのため、天候の差が極めて大きいこともしばしばあります。北陸や山陰では大雪だったのに、瀬戸内地域まで走ってくると青空が…なんてこともよくあります。貨物列車が瀬戸大橋を渡って瀬戸内海を一跨ぎ!という光景も、関西支社ならではの魅力です。

貸し切り列車の発着所

スーパーレールカーゴや福山レールエクスプレスといった、特定のお客様専用のいわば“貸し切り列車”の発着があるのも関西支社の特徴。大阪や岡山地区と東京を約6時間という高速で結ぶこれらの列車が、日本の動脈を支えています。

「補機」運用!?

国内の鉄道では数少なくなった、「補機」運用があります。「補機」とはすなわち「後押し機関車」のことで、広島県の瀬野・八本松間には、貨物列車にとっては急な坂があるため、専用の後押し機関車を連結して走ります。先頭の機関車の運転士と補機の運転士とが無線で連絡しながらの走行は、まさにプロの技です。

支社採用担当者より一言

就職活動は大きな選択の時です。みなさんが「自分」と向き合う瞬間に、採用担当として関わる事が出来れば嬉しいです。たくさんの出会いを楽しみにしています!

関西支社で働く先輩

宮﨑 啓

宮﨑 啓

Hiromu Miyazaki

2008年入社
関西支社 幡生機関区・運転士

入社動機

子どもの頃は、おもちゃの電車で遊ぶことに夢中になっていました。本物の電車が走る姿を見るのも好きで、よく両親に「連れて行って」とせがんでいましたね。就職活動をする時期になり、学校の教室で「自分はどんな仕事がしたいんだろう」と考えていると、教室の窓から見える景色がありました。そこから、大きな貨物駅が見えたのです。その駅を毎日、たくさんの貨物列車が発着していました。そして私は、「子どもの頃から好きだったあの貨物列車を、自分で運転してみたい」と思い、入社を決意しました。

現在の仕事内容

運転士として、貨物列車の運転業務をしています。担当乗務区間は、下関駅・幡生操車場(山口県)から広島貨物ターミナル駅(広島県)まで。距離にして約230Kmは、1人で運転する距離としては日本最長区間です。途中の停車駅では、行き先別に準備された貨車の連結や、切り離し作業がありますが、その際は、貨物駅の操車担当者の合図に従い運転することになるので、操車担当者と息を合わせた仕事が大切になります。

入社後苦労したこと

運転士特有の不規則な勤務に慣れるまでは、少し苦労しました。貨物列車は昼夜を問わず運行しますから、深夜、早朝に乗務することも多く、また乗務列車によって出退勤時刻が異なるので勤務時間も変則的になります。不規則な生活リズムの中でも、休める時にしっかり休むことを身体に叩き込みました。現在でも、次の出勤時刻がすぐに分かるよう家のカレンダーにメモをし、昼間でも静かに休養できる環境を整えるなどの対策は怠りません。

仕事のやりがい

最大26両の貨車を連結し、全長500m以上になる列車を1人で運転することに大きなやりがいを感じます。運転方法は、列車の長さ、重さはもちろん、運転時刻や天候などによっても異なります。それらを勘案し、自分の判断で、どこでどのような機器操作をしたらよいか工夫することもこの仕事の魅力の一つです。お客様の大切な荷物をお預かりしているというプレッシャーもありますが、それだけに無事乗務を終えた時の達成感は何ものにも代え難いものがあります。

これからの目標

運転士は、学科試験や技能試験に合格し、乗務を任される前に、見習いとして指導操縦者のもと、約半年間にわたって運転技能を学んでいきます。私は、その見習い期間に運転士としての基礎技術と気概を徹底的に叩き込んでくれた指導操縦者の先輩を心から尊敬し、感謝しています。まだまだ経験が浅く学ぶことも尽きませんが、私もいつか、私を育ててくれた指導操縦者のように、JR貨物の運転士スピリッツを次代につなぐ役割を担えるような存在になると、心に決めています。

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久保 健

久保 健

Takeshi Kubo

2002年入社
関西支社 吹田機関区・車両技術主任

入社動機

物心ついたときから機械や乗り物が好きで、高校も工業系を選びました。その進学した高校の授業で、鉄道工学という科目があり、電車の構造や制御方法を学びました。その授業がとても楽しかったんですね。そして将来は鉄道関係に進みたいと考えていたときに、JR貨物と出会い、入社を決めました。

現在の仕事内容

ここ吹田機関区は、東海道・山陽線のほぼ中央にあり、東は黒磯駅(栃木県)、西は幡生駅(山口県)の範囲を走る機関車の運行管理をしている西日本最大の機関区です。そこで私は、機関車の状態を良好に保ち、日々の運行を守る仕事を担っています。主に、機関車の定期検査や、急な不具合の対応などの臨時検査を担当しています。図面や配線図などの資料を見ながら行う細かい作業から、巨大なモーターを交換する作業など業務の幅は広く、さらに一言で機関車と言っても昭和40年代製からここ数年のうちに製造されたものまで多様な形式があり、それぞれに対応していくのがこの仕事の難しさであり、魅力でもあると感じています。

入社後苦労したこと

この仕事は、多種多様な機関車を整備するために、幅広い知識が求められます。さらに仕事内容も幅広く、それぞれに対応する知識と技術を身に付ける必要もあります。ですので、覚えることがとても多く、慣れるまでには時間がかかりました。ただ、JR貨物に入社しなければ決して知ることができない知識を得られることはとてもうれしく、苦労には感じませんでした。

仕事のやりがい

今、私が担当している検修業務は、一般の人からは見られることのない地味な仕事かもしれません。しかし自分たちが整備した機関車が、今この瞬間も荷物を引っ張り、日本の物流を支えていると思うと、胸が熱くなります。私は乗り物が好きで、機械が好きで、この仕事を選びました。毎日のように機関車に触りながら、様々な知識を身に付けることができます。この仕事に携われたことを本当に幸せに思っていますし、私の誇りでもあります。

これからの目標

すべての作業には正しいフォームがあり、基本があります。その基本を何度も繰り返すことで、作業は技術へと昇華します。先輩たちが築きあげてきた技術やノウハウを本当の意味で継承するには、改めて基本動作を見つめ直し、技術を分解し、再構築するくらいの気概が必要だと私は思うのです。そして、それを実現していくのは他の誰でもない私たちです。JR貨物の伝統と技術を再構築し、次代へとつなぐ。それが私たちの世代に託された、大きな使命だと思っています。

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