革新的チャレンジを増やすための、
強固な安定基盤をつくる。

遠藤元Hajime Endo

文学部文化行動学科卒

経営統括本部 経営企画部 
経営計画グループ

PROFILE「就職するならば、一生をかけられるだけの仕事を選びたい」とJR貨物を選択。1996年入社。駅業務、営業、秘書室、監査室などを経て、現職。経営企画部 経営計画グループにて、事業計画、中期計画などの策定・立案に携わっている。

組織を経営することの重み。

忘れようとも、忘れられない経験があります。2007年からの2年間、私は広島県大竹営業支店(現・大竹営業所)の支店長でした。支店の経営を任されていたのです。1年目は比較的好調でした。貨物量は多く、ときにコンテナの数が足りなくなるほどでした。それが2年目のときです。あるクライアントの工場を訪問すると、担当者様がこう言うのです。「遠藤さん、すまない。明日から減産体制に入るんだ。荷物を出せなくなる」。思えばそれが最初に表れた兆候でした。
リーマンショック。その日を境に、坂道を転げ落ちるように貨物の量は減っていきました。支店近くの工場の煙突から蒸気があがらない日が、何ヶ月も続きました。私は、支店の仲間たちとともに新規セールスに駆け回りました。しかし、もがいてももがいても結果につながらない。どれだけ必死になっても、リーマンショックの波に太刀打ちできませんでした。組織を経営するということの重圧や怖さを思い知りました。そして、支店長として支店経営を立て直すことができぬまま、本社への異動通知を受け取った私は、悔しさを抱いて大竹営業支店を出ることになったのです。

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未来をさらに膨らませよう。

そして今から4年前に私は、経営企画部に来ました。市場動向や業界動向などをふまえ、JR貨物がさらなる進化、継続的成長を果たすうえでとるべき方向を見極め、事業計画や中期経営計画の策定・立案を経営陣とともに推進。また計画を順調に推移させるための管理業務も担っています。JR貨物という会社の経営を担っているこの仕事。重圧はとてつもなく大きいものです。しかし、大竹営業支店で経験した悔しい思いが、私の心を鼓舞してくれているようにも思っています。あの悔しさをわずかでも晴らしたい。JR貨物という組織の未来をより良いものにするため、どこまでも深く思考し続けていこう。そう考えるのです。それに、私は一人ではありません。決断に迷うことがあれば、経営企画部の中にも部門の外にも垣根を越えて相談できる心強い仲間がいる。今の私は、重圧を楽しみながらも前進することができています。
現在、JR貨物は2016年度の鉄道事業黒字化に向けて社員一丸となり取り組んでいます。ただしそれはゴールではありません。根幹である鉄道事業を黒字化することで、その先の成長戦略をさらに膨らませることができます。強固な安定基盤から生まれる思い切ったチャレンジを増やすことができます。JR貨物は今、“既存のものを守る会社”から“新しいものを創り出し、変化を重ねて行く会社”へと変わりました。それを日々働く中で実感しますし、その動力をさらに強くするために私は経営企画という仕事に情熱を注ぎ続けていきたいと考えています。

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